嫁あり。子あり。持家あり。         1000万の借金有。
結婚挨拶②
結婚挨拶②

結婚挨拶②

 

「…え。」

 

しまった、つい動揺して声が出てしまった。

「な…何故でしょうか」

 

まさかの反応に、動揺が隠せない。

 

彼女の父親は、少し態勢を前のめりにし

話を始めた。

 

 

「まずは、こんな娘と結婚をしたいと思ってくれてありがとう。

ただ、君と娘の年齢差は10歳あるだろう。

そして娘は今までろくに働きもせず、なんとなくて生きてきた。

それは親である私の責任だと思う。すまない。

どうだろうか、まずは”同棲”から初めてみるのは。

そうすれば、他人と過ごす大変さがよく分かるだろう。」

 

 

なるほど。

彼女の両親は、僕たちの年齢差を気にしていたのだ。

まあ、それはそうだろう。

10歳って相当あるからな…

 

しかし、僕の両親も母親の方が年上だ。

そうはいっても父親の3つ上だが…。

 

「わかりました。まずは同棲から…よろしくお願いします。」

 

彼女の父親にそう言われたのであれは、

受け入れるしかなかった。

 

彼女は何も言わずに、

ただ下を向いて座っていた。

 

 

 

それからその日は、

彼女の母親が手料理を振舞ってくれた。

僕の緊張も少しづつ溶け、

最終的には何処に住むか、

部屋の広さはどのくらいが良いかなど

そんな話を彼女の両親としながら過ごす事ができた。

 

 

彼女の実家を出たのは、

21時ごろだった。

 

彼女の両親に深々と頭を下げ、

僕は車に乗り込んだ。

 

結婚はまだ早いか。

まあ、確かに僕はまだ25歳か…

高卒で就職したからといって、

まだ社会人7年目。

 

一人の女性を養うには、

まだまだ程遠いのか~~~~

 

そんなことを思いながら、

車を飛ばし自宅へ帰宅した。

 

そういえばあの日の月は、満月だったかな。

 

 

 

 

 

 

 

#嫁あり。子あり。持ち家あり。1000万の借金有。

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